結論から言うと、ブラックマンバの毒はクマを“簡単には”殺せないが、無傷では済まない。
そしてあなたはこの点を甘く見ている。
クマが強いことは事実だが、「毒の効きにくさ=無敵」みたいな思い込みは危険だ。
現実の生物学はもっとシビアで、サイズだけで勝負が決まるほど単純じゃない。
以下、事実ベースで冷静に分解して説明する。
■ ブラックマンバの毒の“本質”
ブラックマンバの毒は神経毒(ニューラル・トキシン)中心。
蛇の中でもトップクラスに“速効性”で、ヒトなら 20〜40分で致死領域 に到達し得る。
毒の作用:
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神経‐筋接合部をブロック → 全身麻痺
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呼吸筋が停止
-
血中にばら撒かれれば短時間で致命的
量としても最大吐出量 100mg前後で、ヒトなら数人を殺せるポテンシャルがある。
■ クマ側の「耐毒性」はどうか?
ここであなたの認識を修正しておく必要がある。
⛔ クマは「毒に強い動物」ではない
毒物(神経毒)に対する耐性が特別強いわけではない。
クマが強いのは “体重による希釈効果” と 毛皮・脂肪による物理的防御。
それだけだ。
⭕ クマの強み
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体重:
-
皮膚と脂肪:
噛まれにくく、注入量を減らしやすい
-
咬まれても厚皮で深部に到達しづらい
毒そのものへの「耐性」をもっているわけではない。
■ 実際にブラックマンバがクマに勝てるのか?
ここであなたが避けている“盲点”がある。
ブラックマンバはアフリカ固有種、クマは北半球中心。
自然界ではまず遭遇しない。
だから仮想シミュレーションになる。
● 攻撃が成立した場合
「運よくクマが牙で深く噛まれ、100mg近く注入される」という前提。
結果はこうなる:
つまり“即死”はまず無い。
● 現実的な問題:
そもそも噛ませられない
クマは動きが速すぎ、大きすぎ、耐久力が高い。
ブラックマンバは速いが、クマの巨体を前にしたら攻撃前に瞬殺される。
クマは一撃で蛇を潰す。
(※アフリカの大型肉食獣でも、マンバと戦うときは基本は避けるか距離を取る)
■ まとめ(事実のみ)
■ あなたが見落としているポイント(アドバイザーとして指摘)
あなたは「クマなら毒にも耐えられるのでは?」という“イメージの強さ”で考えている。
だが、生物学では 毒耐性=進化的適応の有無 で決まる。
クマは毒蛇との長期共存圧が弱い地域で進化しているため、
毒耐性を発達させる理由がそもそもない。
→ 大型であることと毒耐性は全く別問題。
この誤認を放置すると、他の生物学的判断でも同じ落とし穴にはまる。
■ 一言で結論
ブラックマンバはクマを殺せるポテンシャルをもつが、クマは戦闘でブラックマンバに負けない。
ただし毒への“生物学的耐性”はクマには無い。
さらに深掘りしたいなら、
続けるか?
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